今年3月まで過ごした宮城・仙台での4年間。
子育て・家庭を中心に過ごしていましたが、
防災士として、日々学べる機会も多くありました。
自分自身の備忘を兼ねて、4年間を振り返り記録させてください。
東日本大震災や令和元年東日本台風の被害を受けた宮城・仙台。
「あのときの教訓を生かしたい」「命を守りたい」という想いを
感じる場面がとても多くありました。
県内の震災遺構を見学するだけでなく、
日常生活のなかでも、
自然と見聞きする情報から学びがありましたし、
仙台市内ではよく防災関連のイベントが開かれていました。

ことしも勉強のためにお邪魔しました
特に、防災関連のイベントでは
専門家による講演を聞くことが出来ましたし、
出展ブースでは、防災グッズや関連した新技術の用途だけでなく、
開発された方々の想いも直接聞くこともできました。
知識を得ることはもちろん、
「命を守りたい」という志を同じくする者の1人として
感じるものも多くありました。

仙台市 危機管理局減災推進課の方々に
配布資料の面でご協力頂いたりもしました
また、防災士として活動する機会も頂きました。
特に私自身も勉強になったのが、
親子向け防災講座の講師としての仕事です。
事前に募った、
ご参加されるママ・パパの
”いま知りたいこと”、”聞きたいこと”をテーマに
限られた時間でお伝えするという経験。
講座の前後で個別にご質問いただく内容が、
私自身にとっても
改めて調べたり取材したりするきっかけにもなり、
良い気付きを頂くことが多かったです。
防災の情報は日々アップデートされます。
その点でも、前述の防災イベント等で
第一線で活動されている方々から学べるというのは
いま振り返っても貴重な機会でした。


半年前(2024年の年末)と年始には、
仙台のコミュニティFM・RADIO3(ラジオ3)にも呼んで頂きました。
これまで、
私がNHK水戸放送局などに在籍していた頃に
なにかにご尽力されている方や
その方々が作り上げたものを取材して
お伝えするということは経験してきましたが
私自身のことについて話すというのは初めてに等しいことでした。
収録に向け、自分がこれまでやってきたこと・考え方を一度整理する機会を頂けたのは
今後の活動に向けても良い経験となりました。
東京に引っ越したいまは、
新しい環境で日々全力で奮闘している夫と息子のサポートを第一にと思っています。
でも、追々、
東日本大震災や東日本台風の豪雨を経験した宮城・仙台で学び・活動した経験を、
今後の災害に備える東京の皆さまにお伝えできる機会があればと思っています。

親子向け防災講座の終了後に
同じ建物内で展示されていた”かえりびな”です